日本家屋の知識が詰まった「軒」のある家の良さ

こんにちは!本多工務店です。
近ごろはデザイン性を重視して軒を無くしたおうちも多く建っています。きちんとした対策を施したうえであれば大丈夫なのですが、総合的に見て「軒」は色んなメリットをもたらしてくれるというのも事実です。そんな「軒」に注目して今回はお話していきます。

■そもそも「軒」は何のためにあるの?

「軒」は住宅の屋根のうち、外壁や玄関、窓などから外側に突き出ている部分のことをいいます。日光などが直接外壁にあたるのを遮ったり、雨水が直接当たるのを防いだりすることで、建物の劣化を抑えてくれるのです。

もちろん最近の住宅では性能の良い外壁材や防水技術の向上により、軒が無くても劣化しにくい家をつくることが可能になってきています。また、軒の一部分は建築面積に含まれるため、狭小地に家を建てる際は向かないケースもあるのです。

■軒をうまく活用して、デザイン性の高い和モダンのおうちへ

しかしながら、家の耐久性を考えたりやライフスタイル(窓の開け閉めの頻度が高いなど)のことをふまえたりすると、軒の出をしっかり取ったおうちをおすすめします。もちろん窓の開け閉めがまったく必要ない!という箇所は軒を無くすこともありますよ。

また、往来の多い通りに面したおうちだと、ほこりがすごく汚れた空気が気になるケースも多くあります。そんなときは、軒の出を深くとることで外壁の汚れを防ぐこともできますよ。

おうちを建てる場所やご要望に応じて、軒を用いるか否かを検討していきましょう。耐久性が高く、和モダンのおうちにしたいという方には、軒をしっかり活用したおうちがぴったりですね!

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