徳島戦は“今年の長崎”の成熟度を映す一戦に

11月23日は見事に接戦を制し、2-1で勝利した長崎。
下位チームの結果次第で、まだ自動昇格が確定していない状況です。

そして迎える次戦は、いよいよ最終節。
シーズンの歩みと、積み重ねてきたものが、そのまま結果に表れる大事な一戦になります。
11月29日の徳島戦を前に、今の長崎には独特の手ごたえが生まれつつあります。
前半戦の勢いに加えて、後半戦で身につけてきた粘りと落ち着き。
その積み重ねが、どれだけ形になっているのか。
この試合は、その成熟度が自然と浮かび上がる一戦になるでしょう!!

■ 徳島戦は、“今年の長崎”がどこまで成熟したかが見えてくる試合になりそうです

今の長崎には、独特の手ごたえが生まれつつあるように感じます。
前半戦の勢いだけではなく、後半戦の粘りや試合運びの落ち着きも含めて、チームとしての形が少しずつ整ってきている印象があります。

一方で、後半戦に入り、対策を講じてきた相手チームに対し、このチームが直面してきた課題でもあります。
しっかり守られ、スペースを消され、試合の主導権を握りながらも最後の局面を割れない時間帯が増えていました。

そうした意味でも、徳島はとても適した相手だと思います。
守備が堅く、簡単に前へ出てこず、まず守りを固めたうえで試合をつくる傾向が強い。
後半戦の長崎が苦しんできた形を、そのままぶつけてくる相手と言って良さそうです。

この壁にどう向き合うか。
そこに、今の長崎がどこまで積み重ねてきたかが表れそうです。


■ 個の積み重ねが、今年の長崎を支えてきました

ここまでの長崎を見ていると、一人ひとりの特徴が試合の流れを支え、それがチームの強度につながってきたように感じます。
徳島戦も、その働きが必要とされる場面が多くなる気がします。


◆ エジガル・ジュニオ

前線で粘り強さを失わない姿勢が、攻撃の基準になっています。

◆ マテウス・ジェズス

流れを動かせる数少ないタイプで、固い相手ほど存在感が際立ちます。

◆ 山口蛍

試合の温度を整える働きがあり、落ち着いた試合運びを支えてきました。

◆ ディエゴ・ピトゥカ

中盤の土台を支え、試合の“型”を崩さない役割が光っています。

◆ 澤田崇

小さな隙を突く動きがチャンスの起点になり、固い相手に効くタイプです。

◆ 翁長聖

停滞した流れを押し返す突破力で、アクセントをつくってきました。

◆ 江川湧清

加入後の守備の落ち着きは、江川の存在が大きく影響しました。

◆ 米田隼也

丁寧なつなぎと粘りで、試合全体の呼吸を整えてきました。

◆ 後藤雅明

最後尾で試合の緊張を受け止め、要所を締めてきた守護神です。


■ 徳島戦で見えそうなもの

今の長崎が、どこまで自分たちの形をゆるがせずに戦えるか

徳島は簡単な相手ではありません。
守備を固め、落ち着いて試合を運ぶ。その一貫性は今季を通じて感じます。

そして今回の対戦では、どうしても個人的に目が行ってしまう選手がいます。
徳島の青木駿人選手。

日本大学サッカー部時代、うちの長男と同期だった選手で、息子から「良い選手だった」と聞いていました。
長崎としても気にしていた選手だったと耳にしたことがあり、徳島への入団が決まった時は、正直なところ少し残念に感じた記憶があります。

そうした背景もあり、プロで活躍する姿を見ると嬉しさもある一方で、長崎と対戦するとなると、「頑張ってほしい気持ち」と「今日だけは脅威にならないでほしい気持ち」
その両方が入り混じります。

それでも今の長崎には、相手が誰であっても自分たちの形を保ち、落ち着いて試合を進められる手ごたえが出てきました。
後半戦で積み重ねてきた粘りと、試合を動かす力。
それらが徳島のような相手に対しても活きてくるはずです。

明日、11月29日の試合は、
“今年の長崎”がどこまで成熟しているのか。
その一つの答えが静かに浮かび上がる一戦になりそうです。

何が何でも勝って、J1優勝・昇格をつかみ取ってほしい!

残念ながら明日は徳島へ行くことができません・・・

残念ながら明日のパブリックビューイングの抽選には外れてしまいました。

明日は自宅でDAZN観戦となりそうです。