灯り・・・

小浜市明通寺・・・

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小浜市で訪れた本堂・三重の塔(国宝)

寺社建築においては、外界と遮断されたような雰囲気をなんとなく感じます。

今回訪れた明通寺は、けばけばしい塗装などによる装飾は一切なく、巣のままの木造建築といった感じでした。

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本堂内においては、灯りは最小限。

仏像だけに照明があてられ、凛とした空気が張り詰めておりました。

最近、照明の配置について悩むことが多いです。

寺社でよく見られる、仏像のみを明るく照らして、他にはほとんど照明がない・・・

住居内に置いても、必要最小限の照明器具で良いのではないのかなぁ・・・?

照明計画って難しい・・・。

2件のコメント

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そうですね~
照明計画はプロの方にとっても難しいものでしょうね~。
昔ならば、生活する上での明るさのみが求められ、必要ワット数のシーリングライト一つで足りていたわけで・・・しばらく前からは暮らしのシーンで使い分けましょう・・・という、西洋の様式の流れと少しメーカー側の意図も含みながら、埋め込みスポット照明やウォールライトなど一部屋ごとにたくさんの照明がコレでもかという風に配置されました。家庭はともかくモダンなビルなどではもう器具を表さない壁面発光が主流になってきているので、おそらくモダン住宅ばやりの昨今ではこの流れも住宅へ・・・と思われますね。
流行なんかは所詮廃れていくものだと思いますが、照明の本質は人間の五感の最大部分を占める目に対する刺激を左右させるわけ、ですから
その感覚器が与える情報の正しさと情緒・・・これが一番難しいと思うのですが・・・その人がその場所で望む機能と情感を満足させなければならないということですよね。
そ五感からはいる情報と情感部分というのは、他人に判るはずもなく、人それぞれなわけですからそれぞれオーナーが違う家庭の照明はとても大変なことだとも思うわけです。
オーナーが大体少し照明について勉強して、それを設計に伝える言葉をもっているのが一番スムーズだとは思うのですがね・・・ただ問題なのはそれでもその好みはオーナーのその時点でのものなわけで、加齢した時のことまで想像しているなという方少ないですね。昔は明るすぎる家が多かったですが、最近はデザインにこだわって雰囲気は良いのですが、加齢した時に少し危険なんじゃないの?という家もチラホラ・・まあ人の家に対して私が言うことでもないんですが、設計士の方なら判っているだろうに・・・対策してるのかな・・・と老婆心ながら思ってしまうのでした。

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最近建築って押し売りなのかなぁって思うことがあります。
生活の仕方の・・・
その辺がぴったり来たときがベストなのかと・・・
ホント難しい商売です・・・。

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