今建てている住宅は設計事務所さんの物件です。
今日、最終のプレカットの打合せを済ませ、明日から工場では加工がスタートする予定です。
で、、、柱の引き抜き強度を計算する、N値計算を設計事務所さんでやられてなかったので、自ら計算しました。
弊社の物件では、筋交いを基準法上の必要量の1.5倍は必ず入れるようにしております。
再計算をしてみると、基準法上のギリギリの線でしたので1.5倍以上になるように増やしました。
木造住宅の場合、ある程度木材の粘りがあるので、あまり強くしすぎるのはよくない(と思っている)のですが、建築基準法の許容値というものは最低基準という考え方で1.5倍以上を目安としております。
1.5倍という数値は、住宅性能表示上の最高等級を満たす性能ですので、これを弊社の基準としているわけです。
そして柱の引き抜き強度を計算し、大きな引抜力が作用する柱の根元と梁に取り付く部分に、ホールダウン金物などの補強金物を入れて風にも地震にも負けない丈夫な家ができるのです。
この柱の引き抜き強度・・・柱一本一本にかかる力を計算しますので、いやぁになるほど面倒な計算です。
単純な計算はPCがやってくれるので全て手計算するよりは楽なのですが・・・