2025年11月号  Vol.156


お庭やベランダで楽しむ、冬のガーデニング入門

ようやく朝晩の空気に秋冬の気配が感じられてきましたね。これからの時期は害虫の心配が少なく植物の成長もゆっくりなため、初心者の方でも安心してガーデニングを始められます。少し手をかけるだけで、寂しくなりがちな冬の景色を彩り、春には美しい花々で満たされるお庭やベランダを作ることができます。

【冬から春まで楽しめる草花】
寒さに強くて育てやすい、この時期におすすめの植物を選んでみましょう。ホームセンターや園芸店で苗が手に入りやすいのも嬉しいポイントです。

●パンジー、ビオラ
冬のガーデニングの定番。色の種類が非常に豊富で、単体で植えても、寄せ植えにしても楽しめます。春まで次々と花を咲かせてくれる健気な姿が魅力です。
●ノースポール
白い小花をたくさん咲かせるキク科の植物。開花期間が長く、可憐な見た目で冬のお庭を明るくしてくれます。
●ストック
甘い香りが特徴で、縦に伸びる花穂が美しい植物。切り花としてお部屋の中に飾るのもおすすめです。
●葉牡丹(ハボタン)
幾重にも重なる葉が美しい、冬の寄せ植えの名脇役。バラのような見た目で、ぐっと華やかな印象になります。

【プランターひとつから始める、基本のステップ】
プランターや鉢を使えばベランダでも気軽に始められます。

○土を準備する
市販の「培養土(ばいようど)」を使えば、肥料などがバランス良く配合されているため簡単です。鉢の底には水はけを良くするための「鉢底石(はちぞこいし)」を敷きましょう。
○苗を植え付ける
買ってきた苗をポットから優しく取り出し、根を少しほぐしてから植え付けます。複数の植物を植える場合は、少し間隔をあけてあげると、成長したときにきれいにまとまります。植え付け後は、鉢の底から水が流れるくらいたっぷりと水をあげましょう。
○日当たりの良い場所へ
植物は日光が大好きです。日当たりの良い場所に置いてあげましょう。水やりは、土の表面が乾いたらあげるのが基本。冬は水の蒸発が少ないため、あげすぎに注意してください。


コラム【冬の訪れを前に、ぬくもりを感じる暮らしへ】

の暑さが長く続いた今年でしたが、気づけば急に気温が下がり、朝晩は「晩秋」と呼べるほどの冷え込みになりました。季節の移り変わりが早いと、体が追いつかないような感覚になりますね。 

10月号では光熱費対策についてお話ししましたが、今月は“あたたかさを感じる工夫”を少しご紹介します。 床にラグを敷いたり、照明を暖色系に替えるだけでも部屋全体がやわらかく、ほっとする雰囲気になります。

また、この時期は「エアサイクラー(通気口)」を閉じる季節です。夏の間、外気を循環させていた通気層を閉じることで内部の空気が穏やかに保たれ、家全体を包み込むようなぬくもりが生まれます。冬本番を迎える前に、住まいの中のあたたかさを意識してみてはいかがでしょうか。

社長コラム

10月18日のホーム甲府戦。Ⅴ・ファーレン長崎が4対0の快勝で、ついに今季トップに立ちました。シーズン折り返し前は守備の不安定さが目立ち、最大4失点を喫する試合もありましたが、監督交代後は見違えるような変化が見られます。複数失点は一度もなくチーム全体が落ち着きを取り戻しました。

その要因のひとつが、地元・深江町出身の江川選手の加入!! 攻守にわたり冷静な判断でチームを支え、守備では体を張り、攻撃では正確なパスでリズムを生み出す。決して派手ではありませんが、彼の存在がチームの安定感をもたらしているのは間違いありません。 地元出身選手が中心となって活躍する姿は、見ていて誇らしく感じます。 

また、高木監督の采配が結果を大きく左右する姿を見て、経営にも通じると感じました。どれほど能力の高い選手が揃っていても、起用のタイミングや組み合わせを誤れば力は発揮できません。人の持ち味を見極め、最も輝ける場を与える――それこそがリーダーの役割だと改めて学びました。

いよいよ残り5試合。J2優勝、そして悲願のJ1昇格を目指して、Ⅴ・ファーレン長崎の戦いから目が離せません。

編集後記

ようやく長く続いた厳しい暑さが和らぎ、朝晩は心地よい風が吹くようになりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。日中の日差しはまだ暖かく、一年で最も過ごしやすい季節かもしれませんね。

最近、飲食店で増えている、自分のスマートフォンでQRコードを読み込んで注文するシステム。先日利用したお店もその形式だったのですが、店内の電波が少し弱かったせいか、メニュー画面が開くまで一苦労…。やっと開いても、小さな画面を何度もスクロールしないと全体が見渡せず、正直少し煩わしく感じてしまいました。

お店側の効率化や、メニュー変更のしやすさなどを考えると理解できるのですが、スマホの充電が切れかけていたりすると困るだろうなと思ってしまいます。ただあまり店員さんとのやり取りをせずにスムーズに注文ができるという点ではありがたさも感じます。個人的には、お店の注文専用タブレットがあるのが一番好きなスタイルです。

季節の変わり目は体調を崩しやすい時期でもありますので、皆様も温かい食事と休息で、健やかにお過ごしください。