家の自然災害に備える

 自然災害の猛威が今年も・・・

 先日の大雨は諫早市でも本明川の氾濫がギリギリのところで回避されましたが、お隣の大村では冠水被害、川の決壊などが各所で起こり、大きな被害がでているようです。被害にあわれた方には心からお見舞い申し上げます。

 近年、日本全国、毎年のように自然災害が起こっています。人命第一は当然のことですが、生活の基盤となる住宅にも備えが必要だと痛感します。

 住宅ローンを組む際、火災保険に加入されていると思いますが、名称柄、火災にしか適用されないと思っておられる方もいらっしゃるようですが・・・

火災保険では台風被害なども保障されています。

 さらに特約を付加することで、地震、水害なども保障することもできます。

 水災にあった際、どのような保障を受けることができるのか気になったのでちょっと調べてみました。

  1. 河川の氾濫により床上浸水した場合
  2. 裏山が崩れて被害を受けた場合
  3. 河川の氾濫、道路の冠水により車が流れて突っ込んできた!

1.河川の氾濫で床上浸水した場合

床上浸水
床上浸水

 この場合、水災特約に加入していれば、床下から泥水の排水のために床をはがして修理、壁の修理などほぼ全て火災保険で修理することができるのです!
 

ただ、困るのが床下浸水の場合・・・

床下浸水
床下浸水

 多くの場合家には床下通気口がとられていますが、図のように床下が浸水してしまった場合・・・、床の中の泥水を排水するため、また、ヘドロ状の土砂を取り除くためには床を剥がしての作業が出てきますが、実はこの場合は一般的な水災特約では保障されません。

 排水、排土にかかる費用は全て実費負担となってしまいます。

2.裏山が崩れて家屋に被害が・・・

 裏山や崖が崩れて家屋に被害が出た場合も水災特約に入っていれば修理費用は保障されるそうです。(がけ崩れを防ぐ工事にもと聞きました)

 ただし、がけ崩れのみで家屋に被害が出ていない場合はがけ崩れを防ぐ工事は保障されないとのこと。

3.河川の氾濫、道路の冠水により車が流れてきて突っ込んだ

 この様な場合は特約があっても保障する保険はないそうです。

 ただ、このような場合はほぼ床上浸水している状況ですので、そちらで対処することができるのではないかと思います。

 これ以外にもレアケースが多くあると思いますが、その様な時に相談できる工務店、保険代理店を持っておくことは重要です。
 最近よくあるネット加入の保険では、被害の連絡は電話となると思いますが、電話のオペレーターは杓子定規な返答しかもらえないでしょう。

 信頼できる工務店、代理店を持っておけば、保険会社への報告方法に関してもできるだけ保障が受けられるように努力してくれます。

 経験則で保障をしっかりしてくれる会社、ケチな会社っていうのも聞いています。(噂ですのでさすがにここでは書けませんが・・・笑)

 また、保険料をできるだけ安くする建築方法もあります。長くなりましたのでこれについては後日書いてみようと思います。

 家屋の保障について詳しく知っていれば、【家が心配で避難することができなかった・・・】という事がないよう、人命第一の行動がとれると思います。

 この機会に加入されている火災保険の内容をしっかり調べてみることをお勧めします。

 私も今回急に気になり、付き合いの保険代理店の方に色々と教えてもらいました。代理店の方でもすぐには答えられないようなことがあるほど火災保険の制度は複雑なようです。

 今回は色々と調べてくれてありがとうございました!

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