住宅を設計する際に気をつけることに窓の位置があります。
個人的に小さな窓を並べるのはあまり好みではなく、できるだけ1間の柱間一杯に取ることを注意してます。
もちろん、プランを考える際に立面も同時に考えていきながら、見た目も格好悪くならないように注意してます。
最近良く使うのが・・・
コーナーに窓を取ること。
写真は子供室の窓です。通常より低い位置に設置しているのは机に座ったときにちょうど目線となる高さになっています。
できれば角の柱は取り去りたいのですが、家の強度が弱くなるので『グッ・・・』と我慢です・・・
部屋のコーナーの視線が抜けているのはすごく気持ちが良いですよぉ。
また、外周部の柱の位置はほぼ全て上下階で通すようにしています。
上下階通ってなくても、計算上は家の強度は変わらないのですが、実際には上階の加重を真下に受けるというのは構造耐力上、とても重要なことです。
実はこうする事によって、無駄に大きな断面の梁を減らすことができるという、コストを抑える効果もあります。
大きな断面の梁を使う・・・ってなんとなく良さそうな気がするでしょうが・・・実はプランがあまりうまくいってない場合が多かったりします。
2階に柱がある真下に柱がいなければ、梁に集中荷重がかかるため、どうしても断面を大きくしなければいけなくなるからです。
是非、そんな目で住宅を見てみてください。