建築家。

家を建てるときの方法としてはいくつかあります。

1.ハウスメーカーに頼む

2.建築家と呼ばれる方に頼み合い見積で工務店を選ぶ。

3.工務店に設計施工で頼む。

4.建売を買う。

弊社では2か3の方法で依頼されます。前に建売もやったことはありましたが、売れるまで本当に胃の痛い思いをしました。^_^;

3での場合、我々も建築士としてお客様と十分に打合せを重ね、間違い、失敗がないように設計監理、施工管理を行ないます。

これまでトラブルらしいトラブルは発生していません。

たまにトラブルになるのが2の場合です。

我々もこれまでの経験から、初期クレーム、2~10年目にでそうなクレームを予想しながら、打合せで施工方法の見直し、細かい納まりの見直しの検討を建築家にお願いすることがあります。

もちろん、弊社なりの提案もおこなっています。

しかしながら往々にしてあるのが、建築家の『大丈夫ですよぉ・・・』の言葉です。

何を根拠に言っているのかわからない方もたまにいらっしゃるんですねぇ・・・

最近では自然素材が多用されるようになり、特に珪藻土などの湿式工法での塗り壁などは、間違いなくクラック(ヒビ割れ)が出そうな所と言うのが予想できます。

我々つくり手としては、もしこの様なクラックがでても、できるだけ目立たないような納まりを提案するのです。

でもシンプルにしあげたい場合はどうしてもこの様な提案は受け入れてもらえません。

お客様にとってみれば完成後2年以内にクラックが出るのは本当に悔しい思いをされると思います。

しかしながら、この様なクラックの類は1~2年以内に出るのが普通であります。

それ以降は木もある程度安定してくるので、そのクラックが大きく広がる事もないのです。

その辺を着工前に十分にご説明差し上げるのですが、建築家の無責任な『大丈夫ですよぉ・・・』のお陰でお客様も安心され、クラックは起こらないと考えられるようです。

我々つくり手には瑕疵保証というものが存在し、仕上げには2年、構造体には10年の保証を法律で定められていたりします。

ですから打合せ時にはかなり慎重になり、想定される瑕疵を事前に予防しようとしています。

でも、、、一部の建築家は、、、

デザインされた住宅は私も大好きですし、建築家との仕事も大好きです。

建築はお施主様、設計者、施工者が、がっちりとスクラムを組み(言い回しが古い・・・)、いい建物を創ろうという目標に向かって進むべきものだと思います。

これから建築家と家づくりをしようとしている皆様、ぜひ、施工者のちょっとしたアドバイスにも耳を傾けて、納得のいく家づくりをはじめて下さい。

そうする事でより満足度の高い、完成度の高い住宅になっていくことでしょう。

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