前回のブログでは、夏の室内の暑さを防ぐには窓から差し込む日射をシャットアウトすることが大切というお話をしました。今回は日射の差し込みを防ぐために、当社が意識している軒や庇の設計ポイントについて解説いたします。
■軒や庇の役割とは?
屋根は建物を雨や風から守り、その延長線上にある軒は室内に差し込む日射を調整する役割があります。夏は高い位置から照り付ける直射日光を遮り室内を涼しく保ち、冬は低い位置から差し込む柔らかな日差しを取り入れ、暖を取ります。
■軒の出にこだわり夏も冬も快適に
外付けシェードやすだれなどを使うのは夏の日差し対策として効果的ですが、当社では軒を長めに設計することで、部屋に差し込む日射をしっかりカットできるように設計しています。
基本的にはどのおうちも軒の出を90cmほどに設計しています。軒の出を90cmにすると太陽高度が一番高くなる南中時(太陽が真南に来ること)の日射をしっかり防げます。当社で設計するおうちは窓を大きめに設計しているため、軒の出をしっかり確保することで夏も冬も快適な室内環境を実現できるような工夫を凝らしています。
■厳しく差し込む西日の対策も万全!
建物の方向によっては、リビングに西日が差し込んでしまうおうちもあります。日中の日差しと違い、まぶしい西日は不快で避けたいですよね。そのような場合、西側の眺望があまり必要なさそうであれば建物に袖壁を作り、まぶしい西日をシャットアウトすることもあります。
夏の暑さ対策はもちろん、冬には冬は暖かい光を取り込めるような角度と長さを計算して軒を設計し、不快な西日対策まで徹底して細やかな設計を行います。本多工務店は太陽の動きをしっかり計算し、夏も冬も快適に過ごせるような住まいを実現します。
軒と庇の違いについては、こちらの過去コラムで詳しく解説中です!
あわせてご覧くださいね▶ https://honda-k.com/2021/09/8791