「切妻屋根」とは、どのような屋根かご存じでしょうか。
切妻屋根は、古くから用いられている屋根の形であり、神社の屋根に採用されていることが多いです。
では、切妻屋根は、どんな形の屋根なのでしょうか。
そこで今回は、切妻屋根がどのようなものなのか、平屋でもおしゃれにするコツについて紹介します。
目次(クリックできます)
□切妻屋根とは??
切妻屋根とは、家の中心線から山形に二方向へ屋根が落ちるデザインの屋根のことです。
日本の住宅建築において、最も基本となる形です。
古代では、寄棟屋根(よせむねやね)よりも格式が上とされていたため、神社本殿のような場所で見かけることが多いです。
寄棟屋根は、人気のある屋根形状の1つであり、屋根の頂点から4つの方向に傾斜がついている形状の屋根です。
上空から見ると、長方形に見えることが特徴です。
また、切妻屋根は地方によって、「切屋根」や「真屋」とも呼ばれています。
ではなぜ、「切妻」という名称になったのでしょうか。
これは、棟に対して直角になる両方の側面を指す「妻面」が切れていることから、「切妻」と呼ばれるようになりました。
ちなみに側面が短辺の方を「妻」、長辺の方を「桁」と言います。
□平屋で切妻屋根をおしゃれにみせたい!
おしゃれな切妻屋根の家を建てるコツを3つ紹介します。
1つ目は、妻と桁のどちらを正面に持ってくるかです。
桁側を玄関のある正面に持ってくると、勾配によって屋根面が見えるため、奥行き感を出せます。
妻を正面に持ってくると、三角屋根のシンプルなシルエットになるので、ナチュラルや海外系の可愛らしいデザインとの相性が良いです。
2つ目は、窓の配置です。
シンプルな外観を引き立てるためには、窓の配置が重要になります。
特に玄関は、住宅の顔になるので、引き違い窓ではなく、上げ下げ窓や滑り出し窓をバランスよく配置することをおすすめします。
3つ目は、アクセントをつけることです。
切妻屋根はシンプルなデザインを得意としており、配置や配色次第で安っぽい印象になってしまいます。
それらを防ぐためには、バルコニーのカラーを変えたり、玄関ポーチを設置したりして、アクセントを入れるのがおすすめです。
□まとめ
切妻屋根は、古くから用いられている屋根の形であり、神社で見かけることが多いです。
そんな切妻屋根は、シンプルなデザインですので、一歩間違えれば、のっぺりとした印象になります。
せっかくの注文住宅では、おしゃれな外観にしたいですよね。
のっぺり感を消すために、アクセントをつけることをおすすめします。
今回紹介したことを参考にして、おしゃれな外観づくりをしてくださいね。
注文住宅はどんな家に住みたいかしっかり考えることが大切です。