コロナ禍により延期されていた【坂茂建築展】、5月末に行われた講演会に参加予定でしたが、【県をまたぐ移動自粛】期間だったため、泣く泣くキャンセル。
先週の土曜日、午後から時間ができたので急遽大分へ!!
坂茂さんとは一般の方にはあまりなじみがない方ではないかと思いますが、【建築のノーベル賞とも言われるブリツカー賞】の受賞者、また、阪神大震災から続く自然災害での避難所の間仕切、仮設で紙の建築を考案されたかた、と言えば見たことがある方も多いのではないでしょうか?
会場の大分県立美術館も坂さんの設計です。
設計のコンセプトは【街に開かれた縁側としての美術館】ということ。
敷居が低く、ちょっと立ち寄るような美術館って考えなのでしょうか?コロナがなければ、ちょっと立ち寄ってゆっくりできそうなホールやベンチなどが。
残念ながら今の状況では入口に不愛想な(笑)、警備員が立ち、体温測定、手指のアルコール消毒などがありましたのでちょっと立ち寄る雰囲気ではありませんでしたが(笑)
さて、入場して圧巻されました!
坂さんが考案された紙管構造のモックアップ(実物大模型)や木構造物など都会ではあまり見かけない展示でした!
アイデア次第ではまだまだやれることが沢山あるんだなーと。
既製品に毒されつつある私の頭を、思いっきり引っぱ叩かれた気分で会場をあとに。
災害支援に対して
【我々建築家は一般社会のために役に立っているのだろうか?そんな疑問を持ちはじめ・・・中略・・・われわれ建築家なら彼らのためにもっと居心地の良い仮設建築が作れるのではないかと考えて活動を始めました】
とのコメントがありました。
心に刺さります・・・。
さて坂茂建築展はいよいよ明日5日まで!
諫早からほんの3時間半、十分日帰り圏内です!(笑)
気になる方ぜひ!
12:30諫早発、22:00諫早着での日帰り旅でした。