吉田桂二先生の『木造建築学校』行ってまいりました。
振り返ると先月提出した課題は、色々と考えるところがあったものの、ある一つの敷地条件の呪縛から視点をずらしてしまい、若干の不安がありつつ『ま、いいか・・・』で提出。
そこはさすがに指摘をされ、自分的に非常につらい採点でありました。
『絶対にはずせないもの』ははずしてはいけないという良い教訓です。
で、、、結果は何とか卒業。 45名中11人の卒業者でした。
これから勉強してみようかなぁ・・・と考えている方もいらっしゃると思うので、この学校がどのように進められているかをご紹介します。
先ずは講義を聴いて、課題を提出して行くことが大前提。
学校(連合設計社事務所)につくと、添削と採点された課題が返却され、講義ではこれを吉田先生に直に講評していただくことができます。(成績が良い方はプレゼンも!)
その後の講義では実技もあり、吉田先生の講話、過去の作品実例を見ながらの講義もあります。
講座名と同名の書籍も販売されていますが、文字の力では中々頭に入らないもんです。(復習には最高の教材。)
今回私が受講させていただいたのは『枝組』と言い、さらに勉強を続けたい人向けに『匠組』というクラスも設けてあります。(こちらに卒業はありません。)
枝組では、木造建築の『何たるか?』をきつい縛りの中で表現して行くもので入門クラスと言いつつも、かなりきつい条件の下で採点が行われます。
できるだけ若いうちの受講が良いと思われますが、そこそこの実力を持っていないと1年での卒業は難しいかなぁ?と思います。(気合で何とかなるものかもしれませんが・・・←私・・・)
実際、2年目、3年目の方が多くいらっしゃいました。(みなさん一線でバリバリやられている方です。)
年齢層は幅広く、20代~60代まで。それだけ魅力のある学校です。
遠方からは旅費という面で大きなハンデはありますが、自分の可能性に投資をしていくのには高いものではないと思います。
特に工務店の経営者側の方は絶対に行くべき・・・と思います。
悩んでいる(と思われる)私の仲間のO君、T君、絶対に行きなさい!
さて、、、今回は最終講義ということもあり、懇親会も行われ、吉田先生とスタッフのS氏ともじっくり建築談義を楽しみました。
また、全国に散らばる受講生の方とも色々と話をさせていただき刺激をもらいながら楽しいひと時を過ごすことができました。大変お世話になりました。
日曜日はお昼までホテルで過ごし、13時開館の吉村順三(これまた住宅の大御所)記念ギャラリーで開催されている『小さな建築展』へ・・・
今回の展示は『田園調布の家』。
最終日ということもあり多くの方がいらっしゃっておりました。
実はここに来るのは3回目。
過去2回は入り口だけ見て満足して帰っておりましたが、やっと念願の内部へ侵入成功です。(^^;)
びっくりしたのが、内部の写真も展示も写真撮影がOKな事。
気になる図面をたくさん写真に納めさせていただきました。
学校と建築展を見た感想・・・いやぁ、建築ってやっぱり奥が深いですね。建築の勉強は一生必要です。