先日ある方との会話・・・
『これってJIOの・・・(?)基礎基準取れてる?』・・・私、よく判りません・・・。
『自社基準で・・・と言うような開口補強をやってます。』
弊社では最低基準を建築基準法という考えに基づき、強度的には1.5倍の構造強度を持たせることを基準として考えております。
JIOの基準は良くわかりませんが、住宅保証機構などの経験からするとおそらく最低基準+α程度・・・
感覚としては建築基準法の基、最低基準を満たしているかどうかを第3者機関に検査してもらうだけのものです。
ですから、建築基準法を理解したうえで自社基準を定めることが必要で、根拠をしっかりと持っていて、なおかつ自主検査と記録をしっかりと取って置けば第三者機関なんて必要ないことだと思います。
最近気になることに・・・
第三者機関の検査を通ればいいやで、施工は下請け業者任せのほとんど素人が現場監督として現場を見ている会社の多いこと・・・。
鉄筋の重ね継ぎ手の基準も知らず、施工基準を下請け業者さんに渡しほとんど現場監理をしない監督が増えているようです。
設計は外注、図面どおりが当たり前・・・
現場って図面どおりに行かないことも多くあります。
その様な場合に対処できないとそこが瑕疵となって現れてきます。
設計は外注、監理は瑕疵保証の対象となる部分のみの第三者機関任せ、納まりを考えるのは大工任せ・・・。
それでも家が建ってしまう・・・
なんだか技術者として寂しく感じる今日この頃です・・・。
世の若い住宅現場監督の皆さん、もっと建築に興味を持って技術武装しようよ