平屋の坪単価が割高になりやすい理由と価格を抑えるポイントとは?

耐震性も高く、家族間でのコミュニケーションも取りやすいというメリットがある平屋ですが、2階建てよりも割高だと言われています。
今回は、平屋が坪単価が高いと言われている理由と費用を抑える工夫についてご紹介します。

□平屋の坪単価が割高な理由とは

平屋は2階建てよりも坪単価が1〜2割高いといわれています。
その理由には、3つあります。

*延床面積が小さいから

延床面積とは、すべての階数の床面積を足した面積のことで、坪単価は延床面積で計算されます。
そのため、延床面積が小さい平屋は2階建てに比べ坪単価が割高になります。

*基礎面積が広いから

平屋は1階にすべてを収めるため、基礎面積が大きめである必要があります。
基礎面積が大きいと、建築費用の中で大きな割合を占める基礎工事が必要な面積が広くなるため、2階建てよりも高くなります。

*屋根と壁の面積が広いから

基礎面積が広い分、屋根と壁の面積が大きくなりやすいです。
そのため、屋根や壁の工事費用や塗装費用がかさみやすくなります。
屋根と壁の種類にもよりますが、2階建てと比較すると高額になりやすいです。

□平屋の価格を抑えるためのポイントとは

2階建てよりも坪単価が高い平屋ですが、工夫することで費用を抑えられます。

1.廊下をなくす

延床面積が元々狭いため、廊下を作ると居住スペースが減るだけでなく、費用もかさみます。
そのため、廊下の面積が少なくできる間取りを考えると部屋を広々と使用でき、費用も抑えられます。

2.窓を減らす

窓を設置すると窓自体の建材費だけでなく、開口部が増えることによる工事費用や強度が弱くなることによる耐震補強のための費用も必要になります。
そのため、窓を必要最低限にすることで費用を抑えられます。

3.日当たりを上部から確保する

建物の高さが低い平屋は窓からの採光よりも天窓といった上部からの日当たりを確保した方が効率的に採光できます。
また天窓は日当たりだけでなく、隣家によって風が遮られないため、風通しも良くなります。

4.室内を区切る壁を減らす

室内を区切る壁を減らすことで工事費用を減らせます。
部屋を区切りすぎないことで平屋の良さである広々とした部屋を再現できます。
他にも、建物の形をシンプルにすることで費用を抑える方法もあります。

□まとめ

今回は、平屋が坪単価が高いと言われている理由と費用を抑える工夫についてご紹介しました。
坪単価が高い理由は、2階建てに比べて延床面積が小さいことがあげられます。
費用を抑えるコツとしては窓を減らし、日当たりを上部から取り入れることなので、ぜひ参考にしてください。

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