モダンでスタイリッシュな家を建てたいと考えているみなさん。
外観のデザインにこだわりたいけど、どこから手をつければいいか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、モダンな家外観を、おしゃれに、そしてかっこよくするための7つのコツと、よくある失敗例とその対策を解説します。
みなさんの理想のモダンな家を建てるためのヒントになるはずです。
□モダンな家の外観をおしゃれにする7つのコツ
モダンな家外観を魅力的に見せるには、直線を生かした設計やシンプルで洗練されたデザインなど、いくつかのポイントを押さえる必要があります。
以下に、モダンな家外観をおしゃれにする7つのコツをご紹介します。
1: 直線を意識した設計
モダンな家外観の特徴として、直線を効果的に使った設計が挙げられます。
直線は、シンプルで洗練された印象を与え、モダンな雰囲気をより一層引き立てます。
屋根の形状や窓の位置、外壁のラインなど、様々な場所に直線を意識することで、スタイリッシュな外観を実現できます。
例えば、水平ラインを強調した屋根や、縦長の窓を配置することで、よりシャープな印象を与えることができます。
2: 凹凸を少なくシンプルに
モダンな家外観は、シンプルで無駄のないデザインが基本です。
そのため、外観に凹凸を少なくし、スッキリとした印象に仕上げることが重要です。
例えば、玄関ポーチやバルコニーなどの出っ張りを極力抑え、壁面をフラットにすることで、シンプルで洗練された外観を実現できます。
3: 白黒を基調としたカラーコーディネート
白黒を基調としたカラーコーディネートは、モダンな家外観に最適です。
白は清潔感と広がりを感じさせ、黒はスタイリッシュで洗練された印象を与えます。
白黒を組み合わせることで、モダンな空間をより一層引き立て、洗練された雰囲気を演出できます。
白黒以外にも、グレーや薄いベージュなどの中立色を取り入れることで、より奥行きのある空間を作ることができます。
4: 部分的に自然素材を取り入れる
白黒を基調としたモダンな家外観は、時に無機質で冷たい印象を与えてしまうことがあります。
そこで、部分的に自然素材を取り入れることで、温かみをプラスすることができます。
例えば、玄関ドアや窓枠に木製の素材を使用したり、外壁の一部にレンガやタイルを貼ったりすることで、空間全体の印象を柔らかくすることができます。
5: 軒の出を控えめに
モダンな家外観では、軒の出を控えめにすることで、より現代的な雰囲気を演出できます。
軒の出が大きいと、重厚感が出ますが、モダンな家には少し重たい印象を与えてしまう場合があります。
軒の出を小さくすることで、スッキリとした印象になり、開放感も生まれます。
6: 窓の配置でアクセントをつける
窓の配置は、外観の印象を大きく左右する要素の一つです。
モダンな家では、窓の配置にも工夫を凝らし、アクセントをつけることが重要です。
例えば、縦長の窓や、大きめの窓を効果的に配置することで、個性的な外観を作ることができます。
窓の形や大きさ、配置を組み合わせることで、様々な表情を生み出すことができます。
7: 建物と外構を一体的にデザインする
モダンな家外観を完成させるためには、建物と外構を一体的にデザインすることが重要です。
建物だけでなく、アプローチや庭、駐車場なども含めて、統一感のあるデザインにすることで、より洗練された空間を演出できます。
例えば、建物と同じ素材の外構材を使用したり、植栽を効果的に配置したりすることで、一体感を出すことができます。
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□失敗しないためのポイント
モダンな家外観は、シンプルで洗練されたデザインが魅力ですが、設計や施工を間違えると、思わぬ失敗に繋がる可能性があります。
ここでは、モダンな家外観でよくある失敗例と、それを防ぐための対策をご紹介します。
1:のっぺりとした印象にならないように
シンプルでスッキリとした外観を目指しすぎて、逆にのっぺりとした印象になってしまうことがあります。
特に、凹凸のない総二階建ての住宅では、玄関や窓の配置に工夫しないと、単調で安っぽく見えてしまう可能性があります。
対策としては、玄関ポーチを設けたり、屋根の形状に変化をつけたり、窓の形や大きさに工夫を凝らすなど、立体感を出せるようなデザインを取り入れることが重要です。
例えば、縦横比が近い引き違い窓を、縦長や横長のスリット窓に変えるだけでも、印象が大きく変わります。
2: 外壁の汚れが目立たないように
最近のモダンスタイルでは、軒の出幅を小さくするのが流行っていますが、雨がかかりやすいため、外壁の汚れが目立ちやすいという問題点があります。
特に、白やベージュ、グレーなど明るい色の外壁は、雨だれが目立ちやすく、せっかくのモダンな外観が台無しになってしまうこともあります。
対策としては、純白ではなく、オフホワイトやグレーなど、少し暗めの色を選ぶのがおすすめです。
雨がかかりやすい場所は、ツートンカラーでブラックなど濃い色にするのも効果的です。
また、外壁材の種類や素材にも注意が必要です。
汚れが付きにくい素材や、メンテナンスしやすい素材を選ぶようにしましょう。
3: 物置の設置場所を考慮する
スタッドレスタイヤやアウトドア用品などの収納に便利な屋外物置は、外観イメージを崩してしまう原因になるため、注意が必要です。
せっかくおしゃれに仕上げた外観も、駐車場にグレーの物置を置いてしまうと、安っぽく見えてしまいます。
スタイリッシュな物置もありますが、価格が高くなってしまうため、現実的ではありません。
対策としては、物置を置く場所を事前に計画し、使いやすく目立たない場所に設置することが重要です。
例えば、家の裏側や、植栽で隠せる場所に設置するなど、工夫が必要です。
また、広い玄関の収納を計画し、物置を置く必要性を減らすのも有効な手段です。
□まとめ
この記事では、モダンな家外観をおしゃれにする7つのコツと、よくある失敗例とその対策を解説しました。
モダンな家外観は、直線を生かした設計やシンプルで洗練されたデザイン、白黒を基調としたカラーコーディネートなど、いくつかのポイントを押さえることで、洗練された空間を演出できます。
しかし、のっぺりとした印象にならないように、外壁の汚れが目立たないように、物置の設置場所を考慮するなど、注意すべき点もいくつかあります。
これらのポイントを参考に、理想のモダンな家を建てるための参考にしてください。