おしゃれな印象のある梁見せ天井。
しかし、梁見せ天井がどのようなメリットをもたらしてくれるのか分からないものです。
今回は、梁見せ天井のメリット、注意点とその解決方法についてご紹介します。
勾配を利用できる梁見せ天井をご検討の方は必見です。
目次(クリックできます)
□勾配を利用できる梁見せ天井のメリットとは
梁見せ天井のメリットは勾配を利用できるという点だけではありません。
*天井が高くなり開放感が出る
梁見せ天井を作るためには、梁を見せるために天井の位置を高くしたり、天井裏をなくし勾配天井にしたりする方法を用います。
その結果、天井が高くなるので開放感のある広々とした空間を演出できます。
*木のあたたかみのある内装になる
木でできている梁が見える天井は、自然素材のインテリアや内装とよく合います。
そのため、温かみの感じやすいナチュラルテイストの内装をおすすめします。
木を基調とした内装にする場合は、梁と同じ色味の物を選ぶと統一感のある内装になります。
梁見せ天井のある家は、ナチュラルテイストだけでなく、梁の色をダーク系にすることでモダンな印象の内装にできるため、様々なインテリアの雰囲気に合わせられます。
*構造の力強さ・安定感を得られる
梁を見せることで、部屋全体のアクセントになり、力強さやダイナミックさを伝えられます。
また家を支える梁が実際に見えているからこその安心感を得られるでしょう。
□梁見せ天井の注意点とは
梁見せ天井には、開放感があり木の温もりがあるというメリットがありますが、それに伴いデメリットもあるため、注意が必要です。
1.天井の掃除に手間がかかる
梁の周りはほこりが溜まりやすいだけでなく、高い天井も掃除を大変にします。
掃除する際には、床に新聞紙を敷いてモップで掃除する方法があります。
しかし、最も効率的な掃除方法は、シーリングファンで空気を循環させほこりが溜まらないようにする方法です。
シーリングファンの費用はかかりますが、日々の掃除を楽にしてくれるため、掃除の負担を減らしたい方におすすめです。
2.照明器具選びが大変
凹凸の多い梁見せ天井は、照明選びが大変である点です。
このような梁見せ天井ではスポットライトやシーリングライトがおすすめです。
また必要な部分に部分照明を設けることも明るさを調整できるだけでなく、おしゃれな内装にもなります。
3.防音性が低くなる
梁見せの吹き抜け天井にした場合のみですが、吹き抜けで1階、2階を隔てる天井がない分、生活音が伝わりやすいという注意点があります。
そのため、寝室といった静かに過ごしたい部屋を調整する間取りの配慮が必要です。
4.冷暖房の効率が悪くなる
梁見せ天井によって開放感がある高い天井には、冷暖房の効率が悪くなるというデメリットがあります。
このような場合はシーリングファンやサーキュレーターを取り入れることで、空気の循環を促し、冷暖房効率を高められます。
□まとめ
今回は、梁見せ天井のメリット、注意点とその解決方法についてご紹介しました。
梁見せ天井は天井が高いため開放感があると同時に冷暖房の効率が悪くなる傾向がありますが、シーリングファンで解決できます。
メリットとデメリットを考えご自身にあった梁見せ天井にすることをおすすめします。