車庫の改修をやってます。
古い車庫がシロアリの食害を受け、柱なんかがほぼなくなっている状態だったためのつくり直しです。
ここのお客さん、近所のおじちゃんで、『カツオー、車庫ばつくれ!直ぐ!今すぐ!』なんて感じで依頼してくるものですから現場のやりくりが大変です。
いつもほとんど思いつきのように仕事を依頼してくれます
ということで、忙しかったのでとりあえず屋根仕舞いまで工事させてもらって、ちょっと休憩中の現場です。
ここは『オシドリの池』の近くで、非常に景色のいい場所。
ブロックで壁が立ちあがっているので景色を楽しむようなものではないのですが、ブロックと屋根の間にできた視線が抜ける開口がなんか気持ちよかったのでパチリと・・・
住宅を設計する際、『なんか気持ちいい』空間をつくるように想像を巡らせるのですが、こういうふとした瞬間に気持ちよさを感じます。
いったい何なんだろう?狙った風景を切り取る開口?隙間?
きっと優れた感覚を持った建築家ってそういうのを明確に意識できるんでしょうね。
人生の半分を終えた私の頭にそういう感覚が宿る時が果たしてくるのだろうか・・・。