最近、設計の際に意識を強く持っている事は『通風』です。
徒然草の中に・・・
『家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬は、いかなるところにも住まる。暑き比わろき住居は、耐え難き事なり。』
という一節は有名ですが、常に頭にあります。
年輩の方のお宅を設計させていただくときは、よく、、、
『ここ(の敷地)は、こっちからの風が気持ちいいんだ』
と言う事を教わったりします。
基本的には南北に風の通り道を考えるのですが、地形・環境によって違うので、この様な情報は非常に役に立ったりするもんです。
ただ、入り口をとっても、逃げ道がないと思ったほど風は抜けなかったりするもんです。
省エネ・新エネを叫ばれている現在、是非皆さんも風の通り道を意識してください。
結構エアコン無しでもいけるもんです。
冬は・・・コタツに入り、毛布をかぶっておけば何とかなるもんです。
隙間風が多く入る雲仙の家に住んでいる私にはよぉぉぉくわかります。