秋は外回りの塗装に最適な時期です。
剥がれた塗装は塗りなおす必要があるため、この時期に外回りの点検をしてみましょう。
1.サイディング壁の点検
窯業系サイディングの外壁は、歳月とともに色あせや色落ち、汚れ、そしてカビやコケ、割れなどの不具合が生じます。
まずは目視で確認し、さらに表面を指でこすって塗料粉末が付着したら劣化が始まっている証拠。
注意して観察を続け、さらに割れや剥がれ、膨れ、反りが生じたら補修が必要です。
窯業系サイディング自体の寿命は30~40年と言われています。
サイディングより先に目地部のシーリング材や、サイディング表面の塗装に劣化が現れるため7~10年周期でメンテナンスが必要になってきます。
再塗装が必要な場合はご相談ください。
2.金属系サイディング壁の点検
サイディングに塗られている塗料が劣化すると、チョーキング現象や旧塗膜の浮き、剥がれ等が起こります。
チョーキングは、塗膜の樹脂成分が劣化し、顔料などが粉として表面に現れたものです。手で触ると白い粉が付きます。
旧塗膜の浮きや剥がれが出ている状態は、かなり劣化が進んでいますので、この状態になる前に塗替えをした方が良いでしょう。
金属サイディングのサビは2種類あり、ジョイント部で良く見られるのが赤サビ、ボード全体に現れやすいのが白サビです。白サビは触るとザラザラしています。
3.モルタル壁の点検
モルタル外壁は“ひび割れ”を起こしやすい外壁材です。
時間の経過とともに色あせや色落ち、汚れ、ひび割れなどが起こります。
①色あせ、変色している
②チョーキングが発生
③コケや藻、カビが発生
④ひび割れや破損が発生
⑤仕上げ材の浮きや剥がれが発生
これらの劣化症状があれば、メンテナンスを検討しましょう。