来月はいよいよ12月。大掃除シーズンですが、12月は大掃除以外にも何かと忙しい時期ですよね。
ゆっくりと年末を過ごせるよう、早めのプチ大掃除に取り掛かるのもいいかもしれません。
普段見落としがちで意外とホコリが付きやすい壁・天井のお手入れについてご紹介します。
■壁・天井のホコリを取るには
壁・天井のホコリ取りにはポリばたきがおすすめです。
ポリバタキはホームセンターなどで販売されている、ふわふわしたポリプロピレンのハタキが付いた掃除用具。
使用する前に数回軽く振ると、はたきの部分に静電気が発生してホコリの吸着がよくなります。
壁や天井を軽くなでるだけで、小さなホコリを取り除くので、後は下に落ちた大きなホコリを掃除機で吸いとります。
月に1度はこうして壁・天井をお手入れしましょう。
■壁・天井の素材別汚れ落とし
1.ビニルクロス貼りの汚れ落とし
ビニルクロス貼りは水拭きできるので、多少の汚れは水拭きで落せとますが、張り合わせ箇所は濡らさないように気をつけましょう。
水拭きは雑巾を固く絞って使います。
手あかなどの汚れは住宅用洗剤をぬるま湯で薄め布につけて拭くか、その布でタワシなどを包んでこすり落します。
その後、汚れをふき取ってから、水に浸けて固く絞ったきれいな布で拭きます。
表面にカビが付いてしまった場合は、水で薄めた中性洗剤を付け固く絞った雑巾でふき取ります。
その後はドライヤーで手早く乾燥させてしまいましょう。
市販品のカビ取り剤を使う場合は、必ず壁面の下から上へ向かってスプレーし、洗剤が垂れ落ちないうちに手早く下から上へ拭きあげるようにします。
洗剤が垂れるとシミの原因になるので要注意! それでも落ちない頑固な汚れは、塩素系漂白剤を薄めて使います。
カビに刷毛で塗って20分程度放置した後、ぬるま湯に浸けて絞った雑巾で拭き取ります。
2.布クロス張りの汚れ落とし
ホコリがつきやすいものが多いので、普段から小まめに表面のホコリを払い、掃除機などで掃
除するほか、継ぎ目のほつれなどは、大きく広がらないうちにノリなどを少量付けて固めるようにして補修します。
汚れが付いた場合は、消しゴムや食パンなどを使ってこすり落すことができますが、手あかなど落ちにくい汚れの場合は、住宅用洗剤をぬるま湯で薄めたものを布につけ、汚れを上から叩くようにして落します。
汚れが取れたら傷つけないよう注意しながら乾いた布で表面を拭きましょう。
3.板張り・化粧合板のお手入れ
化粧合板のお手入れは、ホコリを落し柔らかい布でから拭きするか、化学雑巾などで汚れを取ります。
化粧合板の表面はプリントなので、拭く時に力を入れすぎると傷つけかねないので注意が必要です。
またシールやテープを貼ることもお勧めできません。
天井に使われている化粧合板は耐水加工されてないことが多く、その場合は水拭きできません。
普段から汚さないよう注意するようにしましょう。