待ちに待った太陽光発電の固定価格買取制度が明日よりスタートします。
どの様なことかというと・・・
1.昼間に発電している電力のうち、余った(使っていない)電力を売電メーターを通して電力会社に売ります。
2.これまで25円で買い取ってくれていた(九州電力の場合)買い取り金額を、11月1日より48円で買い取ってくれるようになります。
3.48円で買い取ってくれるのは、これまでに設置済みの方は11月1日から10年間、これから設置される方は連係開始から10年間です。
4.48円の買取は現時点(今年度?)の方に適用され、太陽光発電の普及に応じて、徐々に引き下げられていきます。
(つまり、普及が進んでから設置される方は40円で10年間とか、35円で10年間とかになるようです)
さて、太陽光発電は今が買いどきなのか?
多分、今も買い時だと思います。その理由は・・・
1.補助金制度が充実してきており、以前より導入しやすくなっている。
2.普及が進むと金額が下がると言われておりますが、太陽電池の価格は既にかなりのところまで下がっていて、あと下げられる可能性のある部分が少ない。(仕様部材が限られていますので)
3.普及が進んでも、設置手間が下がるわけではないので、巷で言われているような『現在の価格の半分』ってのは難しいと思います。
2番の価格の件ですが、太陽電池はバックシート、発電半導体(シリコンやCIGS層)、強化ガラス、アルミフレーム、電線、接続コネクタでできており、価格が下がる可能性のある部分が非常に限られています。
強化ガラスや、アルミフレーム、電線などは現時点で建築材料として普通に普及が進んでいるからです。
3番の設置手間ですが、下がる可能性としてははっきり言って『手抜き工事をする』ことくらいしか下げる要素がありません。
こう考えると現在の補助金価格くらいしか下がる要素は少ないと思います。
と言うことで、、、既にお買い得の域に達していると思うのです。
さらにさらに・・・・
現在の民主党政権のマニュフェストの中には『全量買取』も含まれており、事実、本日の菅副総理の講演の中で、『来年度にも全量買取』の考えを述べらております。
こうなると、、、太陽光発電で発電した電気を『全て48円で買い取ってもらい、使用する電力はこれまでどおり、27円強(電化でナイト)で買う』と言うことなり、さらに太陽光発電が普及してくるでしょう。
じゃぁ、10年後はどうなるの?って話ですが、
現在、蓄電池の開発は世界中で急ピッチで進められております。
おそらく固定価格買取制度等が無くなるころには、昼間に充電して、夜間に使用するという自給自足の生活が待っているのではないでしょうか?
ただし、、、自給自足の生活を送るためには、住宅の断熱性能や、風通しの良い設計の住宅などの条件を満たす必要があるとは思いますが・・・。