久々に朝からちょっとだけ雨が降りました。
そのせいか、午前中はなんとなく湿度が高いような感じだったものの、一日涼しく過ごせました。
最高気温は29℃(午後3時)ほど。
エアコン無しの生活で私の体が我慢できるギリギリの線です。
29℃を超えると汗が滲み出し、事務所内での仕事では不快指数が高く、さすがにエアコンが欲しくなってきます。
エアコンのスイッチを入れたのは今夏は15時間ほど。
省エネ効果は結構高いはず?
そんな生活を続けているとやはり通風の大事さを痛感します。
風さえあれば31℃まではエアコンは必要なし。29℃で耐え切れなくなるのは採風が取れないときのようです。
採風を考えるにあたり、自然の風はもちろんですが、風を発生させる間取りもあります。
1.建物内の温度差を利用する方法
2.中庭を利用したドラフトを起こす方法。
です。
温度差利用に必要不可欠なのは吹き抜けと風を抜く窓です。
これが結構効果的なようです。
そして中庭利用。
京都の鰻の寝床と言われる町屋で発達した間取りの手法です。
京都の町屋はその昔、間口の広さで税金が決められるいわゆる『間口税』があったようです。
この為、細長い敷地に建物を建てたとか・・・。
この様な敷地で風を呼び込むために多用されたのが『中庭』
坪庭程度のものでも、そこにはドラフト効果によって上昇気流が発生し、内部の温められた空気を吐き出してくれると言うものです。
これからの住宅を考えるに当たっては、間取りを利用した自然エネルギーの活用も必要ではないでしょうか?
現在、中庭付の小住宅のプランを考えております。
『あんたの建てた家は涼しいねぇ・・・』と言われる建物を目指して・・・。