
2025年9月号 Vol.154
シーズンオフのエアコンお手入れ方法
夏の間欠かせないエアコン。まだしばらくは活躍しそうですが、来年も快適に使うためにシーズンオフになったらきちんとお手入れしておくことが大切です。
●まずは基本の「フィルター掃除」から
フィルターは、室内のホコリやゴミをキャッチしてくれる重要なパーツです。ここが目詰まりすると、空気を効率よく吸い込めなくなり、冷暖房の効率が著しく低下してしまいます。
手順:
1.エアコンのカバーを開け、フィルターを取り外します。
2.掃除機で表面の大きなホコリを吸い取ります。
3.汚れがひどい場合は、水洗いします。裏側からシャワーを当てると、ホコリが取れやすくなります。
4.洗い終わったら、タオルで優しく水気を拭き取り、風通しの良い日陰で完全に乾かします。
●本体と吹き出し口の拭き掃除
フィルターだけでなく、エアコン本体や風を送り出すルーバー(羽)にもホコリは溜まります。
手順:
1.柔らかい布をぬるま湯に浸し、固く絞ってから本体のプラスチック部分を優しく拭きます。
2.手の届く範囲で、吹き出し口のルーバーも丁寧に拭きましょう。カビが発生している場合もあるため、しっかりチェックしてください。
●忘れずに!「送風運転」で内部を乾燥
冷房を使うと、エアコンの内部は結露で湿った状態になります。これを放置すると、カビや嫌なニオイの原因に。
手順:
1.天気の良い日に窓を開け、冷房や暖房ではなく「送風」モードで3〜4時間運転させます。これにより、内部の湿気が取り除かれ、カビの繁殖を抑えることができます。
●室外機の周りもチェック
意外と見落としがちなのが室外機です。室外機の周りに物があったり、ゴミが詰まっていたりすると、放熱がうまくいかず、エアコンの性能低下や故障の原因になります。
チェックポイント:
室外機の吹き出し口の前に、植木鉢や荷物などを置いていないか確認しましょう。
裏側や側面のフィン(薄い金属板)に落ち葉やゴミが詰まっていないかチェックし、もしあれば取り除いてください。
湿気と戦う家、逃がす家
近年、断熱や気密性能の高い住宅が主流になり、「冬は暖かく、夏は涼しい」が当たり前になってきました。 しかし一方で、「家の中がジメジメする」「布団が乾かない」など、湿気の悩みを抱える声もよく聞きます。
●高気密の住宅は、湿気がこもりやすいという弱点もあるのです。特に日本のように四季があり、梅雨や台風、秋雨など湿度の高い季節が多い地域では、調湿性も快適な住まいには欠かせません。
●エアサイクルの家は、湿気と“戦う”のではなく、「逃がす構造」が特長。 壁の中や屋根裏、床下を空気が通り抜け、自然と湿気を外へと運び出します。これは設備に頼らない、構造そのものがもつ調湿性です。
●温度だけでなく湿度まで快適に保つ。それが、エアサイクルの強みのひとつです。

社長コラム:35度の真夏日、風だけで心地よく
●7 月24 日、小浜町のOB 様宅を訪問しました。気温は35 度。外は蒸し暑く、立っているだけで汗が出るような真夏日でした。
●ところが、家の中に入って驚きました。窓を全開にし、扇風機だけで過ごされていたのです。「これで十分気持ちいいんですよ」と、涼しい顔でお話しされていたのが印象的でした。
●実際、室内は海風が抜けてとても快適。エアサイクルの家の通気構造と湿気を逃がす仕組みがしっかり働いていることを、改めて実感しました。
●エアコンに頼らず、自然の力で涼しく暮らせる。それがエアサイクルの家の大きな魅力です。まだまだ暑い日は続きますが、窓の開け方や扇風機の向きなどを少し工夫するだけで、夏の暮らしはもっと快適になります。 エアサイクルの本領発揮、ぜひ楽しんでください。

編集後記
2023年夏(6〜8月)、平均気温が過去最高を記録し「もっとも暑い夏」となりましたが翌2024年あっさりと破られ「観測史上もっとも暑い夏」が更新されました。今年の夏は去年以上に暑かったように感じられ、日中は外に出るのも躊躇われるほどでした。(8月号で熱中症になった話を書きましたが、幸いその後は体調を崩すことなく、どうにかこの夏を乗り越えられそうです。)この編集後記を書いている時点ではまだ8月が終わっておらず発表されていませんが、きっと2025年も「もっとも暑い夏」の記録が更新されたことでしょう。
先日夜中に無性にラーメンが食べたくなり、娘を誘って行ってきました。チャーシューは柔らかくとろとろで、スープはガツンと豚骨!といういかにもラーメンといったラーメンで美味しかったです。「豚骨ラーメンを食べたい」という欲に突き刺さる味でした。あごだしラーメンや味噌ラーメンもあったので次回是非食べてみたいと思います。